無能のドキュメント

仕事を辞めたい、でも家族は養いたい。仕事できない系インドア派勤め人の雑記ブログ。

僕の職場で残業がなくならない理由について本気出して考えてみた


うちの部署は残業が多いです。


会社全体で見ると、ほぼ毎日定時で帰れるような部署も存在するのですが、うちの部署では繁忙期になると徹夜とか、深夜3時までの残業なんてことも起こります。

 

管理職も「うちの部署の業務量はおかしい」とぼやいています。でも、残念なことに何年もその状態は改善されていません。たくさんの残業が発生しており、管理職が業務量と残業の多さを認識しているにも関わらずです。

 

それは何故でしょう。
業務量は変わらないまま、人だけが減らされているからです。

おそらく、上層部や人事が部署の現状についての正しい情報を把握できていません。
そして、その原因は管理職を始めとして、部署内の一人一人にあると思っています。
以下、思い当たる原因を書き出してみました。

 

 

どれだけ残業しようと、残業実績は目標時間内以内に抑えられる

例え月に150時間の残業をしようと、部署全体の残業時間を上層部が決めた目標残業時間の枠内に押し込めるため、管理職の詠唱する禁呪によってかなりの時間の残業が「なかったこと」になります。
上層部や人事に行くデータは、管理職の修正力が働いたあとのキレイなデータですので、彼らはそれを見て、「うむ、何の問題もないな」となるわけです。

残業時間を改竄する管理職と、それをまあいいかと許容してしまう人全てが今の状況を作り出していると言えます。


まあ露骨に目標時間ギリギリになっているので、「何の問題もないな(察し)」となっている可能性もかなりありますけど。


書類上でのみ業務の効率化が進んでいる

上層部は残業や人員を減らしてコストを削減しようと、時折鬼のように「業務の効率化」を叫び始めます。
すると部署の管理職はなんとか効率化を達成しようとします。業務の担当が「無理」と言おうとお構いなしです。そして結局、業務自体は何も効率化されないまま、上に提出する書類の上でだけは「業務効率化の結果として必要人員が減りました!」というひどいことが起こるのです。

結果、必要人員が実態よりも低く見積もられ、1人当たりの仕事が増えている現状があります。

 

「休暇を取得したけど出勤」が横行している

僕の職場では、時々管理職から有給休暇の取得を推奨するメールが届きます。うちの会社、建前としては「休暇を取りやすい職場」を目指しているので、有給休暇の取得率が低いと、管理職の査定に響くか上層部から怒られるかするのでしょう。

ただ、皆業務が忙しいためにほとんど休暇を消化できずに年末近くを迎えます。そうすると、管理職から「この1ヶ月で○回休むようにしてくれ」という無茶振りが来ます。普段から皆休みを取っていないため、○回は業務の遂行との両立を考えると現実的に到底無理な数字となることが常です。

 

そうすると何が起こるか。


ほぼ全ての人が、「どうせ有給休暇を使わずにいても繰越枠をオーバーした分は消滅するだけだし、使ったことにしよう」と考えるのか、休暇を取得しているにも関わらず出勤してきます。年末になると、勤怠データ上はほぼ無人になっているなんてこともありますw

 

ただ、皆が上司のためと思って軽々しく行っているこの行為は、きっと想像以上に自分たちの首をしめる結果となっています。
なぜならこれによって年休の取得率が上昇し、かつ仕事も支障なく進むため、上層部や人事も「ここの部署は今の人数で問題ない」と判断するからです。最悪の場合、「これだけ年休を取れるなら、人数を削っても大丈夫だろう」ということにもなりかねません。


このクソみたいな職場で僕にできること

職場の人と残業の多さや休暇の取れなさの話になった際には、正しい残業時間や休暇のデータが上に行かないと現状は変わらないよねっていう話をしています。
大抵の場合は「まあそうだけどさ」みたいな感じで苦笑いされますが。

 

僕としては管理職に対する過剰な配慮の理由がよく分からないのですが(従わないと協議等がやり辛くなる面はあるかもしれません)、一人一人の意識が変わらないと現状を変えるのは無理かなあという気がしています。


終わりに

勢いで書いてみましたが、残業が目標時間に抑えられるところで述べたように、上層部や人事もそれを察しているor積極的に部署の管理職へ指示している可能性も高そうなんですよね…。
そうすると正しく現状を反映したデータが上がっても意味が薄いわけで、そう考えるとちょっと心が折れかけます。

 

なおこの記事は、「毎日定時で帰りたい気持ち」、「残業と休日出勤に対するもやもや」、「このまま残業が続くと体調がヤバそうという不安」で構成されています。

 

目標通りに資産額を増やせたとしても、あと十数年は働かなきゃいけないわけで、気が重くなりますなー。